コラム

 公開日: 2017-07-11 

目的によって異なるPCバックアップの方法と注意点

情報資産を守るためには、適切なバックアップが必要です。しかしながら、多くの中小企業は、その重要性に気づきながらも対策を講じていません。

バックアップの方式は主に3つあり、自社に適した方式を選択する必要があります。また、バックアップ先の選択も重要です。

このコラムでは、バックアップの方式とその注意点、そしてバックアップ先についても解説します。

PCバックアップの方式を理解する

前回の記事では、バックアップの必要性について記述しました。PCやインターネットの普及によって、扱う情報は急速に増加しています。バックアップを考える際、まずやってほしいことは、必要なデータと不必要なデータを仕分けすることです。そうすることで、自社にとってなぜバックアップが必要なのか、その理由が明確になるでしょう。

この作業が終わったら、バックアップ先を選定します。バックアップ先は、CD-RやDVD-Rのほか、USBメモリや外付けハードディスクなどが考えられます。

バックアップするデータ量が少ない場合は、これらの記録媒体を使ってもよいですが、データ量が多い場合はおすすめできません。この場合は、クラウドサーバーやデータセンター、NASなどの活用を考慮すべきです。

ここで、バックアップについてより深く理解するために、その方式と各々のメリット、デメリットについて解説しておきましょう。

主なバックアップ方式は3つあります。

ひとつは「フルバックアップ」です。
毎回、データをすべて複製し、バックアップする方式のことです。この方法の場合、データ量が大きくなり、バックアップに時間を要しますが、リストア(修復)時にデータを呼び起こしやすいというメリットがあります。

次に「増分バックアップ」です。
前のデータから、変更または追加されたデータのみをバックアップする方式のことです。「フルバックアップ」と比較して、データ量が少なくなることから、スピーディーにバックアップを進めることができます。
しかし、リストア時は、「増分バックアップ」データをひとつずつ追加するため、膨大な時間がかかります。

最後に「差分バックアップ」です。
「フルバックアップ」から変更、または追加されたデータのみをバックアップする方式です。「フルバックアップ」より簡易で「増分バックアップ」よりデータ量も時間も要します。

どの方式がよいかは、企業の考え方によって異なります。迷った場合は、専門家に問い合わせるなどして、自社に合った方式を選びましょう。

バックアップする際の注意点とは?

さて、バックアップの方式を理解したところで、バックアップの注意点を解説します。

まず、人為的なミスを防止することが重要です。バックアップすべきデータは、通常、人の手によって選別され、移行手続きが行われます。

このときに、誤って消去する恐れや漏えいする可能性もあります。特に、CD-RやUSBメモリのように簡単に持ち出せる記録媒体でバックアップを取る場合は要注意です。

また、バックアップとリストアを行う際は、環境を同じにする必要があります。

例えば、Windowsを使用しているならWindowsで行わなければなりません。もちろん、PCが稼働している最中(例えば就業時間中)を避けることも重要です。
というのも、バックアップやリストアを行う際、サーバーへの負荷が非常に大きくなるためです。最悪の場合、サーバーダウンを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。

データ量が多い場合、主なバックアップ先は2つ

膨大なデータをバックアップする場合、どのようなバックアップ先を選択すべきでしょうか。

当社がおすすめするのは、「Windowsサーバー」もしくは「NAS」です。相応の費用を投じて、きっちりとデータを管理したい場合は「Windowsサーバー」を、そうでない場合は「NAS」を選択しましょう。

ほとんどの中小企業は、オフィスでWindowsを利用しているでしょう。「Windowsサーバー」は、Windowsシリーズとコード基盤の多くが共通しているため、予備知識があまりなくても使うことができます。もし一台のサーバーが停止しても、別のサーバーで代替できるというメリットもあります。

一方の「NAS」についても解説しましょう。
「NAS」とは、ネットワークに接続し、バックアップするストレージ(補助記憶装置)のことです。

すでに確立されたシステムに接続するだけで十分なため、初期コストを大幅に低減することができます。また、ランニングコストが低いため、バックアップに費用をかけられない中小企業に人気です。

「NAS」では、RAID(複数のディスクにデータを分散し、ディスク障害に備える機能)技術を駆使することで、冗長性(予備システムを準備すること)を高めることができます。もちろん、RAID技術をフル活用する場合は、費用がかさむことになります。

どちらの方式も一長一短あります。重要なことは、自社に合ったバックアップ方式を見出すことです。
以前のコラムで解説した通り、情報がなくなることで、企業が存続の危機に瀕する恐れもあります。バックアップをコストと捉える企業が多いですが、投資として考える必要があります。

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