コラム

 公開日: 2014-09-05 

危ない吹き抜け11~天王寺谷棟梁の逸話

コラム「建築は大工が作ってきたが6」に95年の阪神の地震で神戸市を中心に170棟中169棟倒壊しなかった家を建てた天王寺谷棟梁の事を書きました。その棟梁の逸話です。棟梁に仕事を依頼した施主との会話です。

施主「棟梁、ここの窓もっと大きくしてくれへんか?」
棟梁「家が弱くなるからできまへん。」
施主「どこでもやってますがな、もっと大きくしてください。」
棟梁「私に任せると言ったんやから、任せなさい。建物がもたんようなおかしな建物は造れません」
と、棟梁は道具箱を片づけて引き揚げようとした時、
施主「あんたには負けましたわ。好きなようにやってください」

結局、施主が引き下がったのだが、棟梁としては安全性に少しでも不安のある家は造れなかったそうです。
95年の地震の直後、棟梁の家にはお礼のTELがたくさん届いたそうです。
危ない吹き抜け13-2
棟梁が建てた頃の法律は、今よりずっとゆるい基準でした。天王寺谷棟梁は、当時の法律を守るだけではなく、自分で考え必要と思えば補強して工事したそうです。
次回は、「危ない吹き抜け12~1981年の建築基準法改正 壁は40%増となった」です。

この記事を書いたプロ

まちの大工さん 鈴木工務店 [ホームページ]

一級建築士 鈴木敏広

愛知県豊橋市菰口町5丁目85番地 [地図]
TEL:0532-32-4265

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
Q&A
うちのつくり方
イメージ

まちの大工さんでは昔ながらの住まいづくりをしています。昔ながらと言ってもつい最近まで、どこでもしていた家の造り方で、大工が構造材一本一本から加工し現場で組み...

 
このプロの紹介記事
まちの大工さん 鈴木工務店 代表 鈴木敏広さん

長く愛される家づくりを目指して快適な住環境を提案(1/3)

 1955年に豊橋市で創業して以来、半世紀にわたり、家づくりやリフォーム、修繕を行ってきた「まちの大工さん 鈴木工務店」。一級建築士としても活躍する代表の鈴木敏広さんは、住のスペシャリストとして木造住宅の新築、リフォーム、修繕工事、耐震診断...

鈴木敏広プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

設計から修繕まで木造住宅のことならなんでもおまかせ

会社名 : まちの大工さん 鈴木工務店
住所 : 愛知県豊橋市菰口町5丁目85番地 [地図]
TEL : 0532-32-4265

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0532-32-4265

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

鈴木敏広(すずきとしひろ)

まちの大工さん 鈴木工務店

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
聴竹居を訪ねて⑤~客室
イメージ

今回が④に入った客室の話です。玄関から見た時には初めにベンチが目に入るのですが、中に入ると洋間なのに左側に...

[ 四方山話 ]

聴竹居を訪ねて④~居間中心の家
イメージ

玄関で靴をビニール袋に入れ、客室に入りました。その時に気づいたのですが、この家は敷居の高さが床と同じ、つま...

[ 四方山話 ]

聴竹居を訪ねて③~聴竹居とは
イメージ

聴竹居は日本初の環境共生住宅と言われています。藤井厚二は日本で快適に暮らすことを考えて実験住宅を造りました...

[ 四方山話 ]

聴竹居を訪ねて②~東南に面した縁側
イメージ

「時間まで、庭の紅葉でも眺めていてください。」と言われたので、庭の方へ廻りました。置かれたベンチに座って待...

[ 四方山話 ]

聴竹居(ちょうちくきょ)を訪ねて①~京都、山崎へ
イメージ

12月3日に京都山崎の「聴竹居」に行って来ました。聴竹居は予約しないと入れませんが、年に数回ある一般公開の...

[ 四方山話 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ