コラム

 公開日: 2014-11-03 

築30年で初めて漏った家3~漏らなかった理由2 破風板

図の屋根(切り妻屋根と言います)の部分をケラバ、そこに付ける板を破風板と言います(下図参照)。
雨漏り2-2
ケラバを軒と同じように壁から出せば、軒と同じように雨はかかりにくくなります。
しかし、ケラバは軒よりも高さが高いため、風が強く当たり、雨が漏りやすい場所です。その為、大きな破風板を付けると雨漏りを防ぐ役割をします。お寺やお宮など大きな屋根の建物には、大きな破風板が取り付けてあります。

図の屋根と壁の取り合い部は、風が強いと雨漏りする可能性が大きい部位です。
雨漏り2-4

「破風」は「博風」とも書きます。
「博」には「つかみ取る」という意味があります。

破風板があると風が屋根と壁の境に吹きあげる力が減ります。つまり、風を弱くする、風をつかみ取るわけです。風が弱くなれば雨も当りにくく、雨漏りしにくい家になるわけです。破風板が小さい、ケラバの出が少ない家は風が屋根と壁の取り合い部分にたくさん当る為、雨漏りする可能性が高くなります。

次回は、「築30年で初めて漏った家4~漏らなかった理由3 庇」です。

この記事を書いたプロ

まちの大工さん 鈴木工務店 [ホームページ]

一級建築士 鈴木敏広

愛知県豊橋市菰口町5丁目85番地 [地図]
TEL:0532-32-4265

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

2

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
Q&A
うちのつくり方
イメージ

まちの大工さんでは昔ながらの住まいづくりをしています。昔ながらと言ってもつい最近まで、どこでもしていた家の造り方で、大工が構造材一本一本から加工し現場で組み...

 
このプロの紹介記事
まちの大工さん 鈴木工務店 代表 鈴木敏広さん

長く愛される家づくりを目指して快適な住環境を提案(1/3)

 1955年に豊橋市で創業して以来、半世紀にわたり、家づくりやリフォーム、修繕を行ってきた「まちの大工さん 鈴木工務店」。一級建築士としても活躍する代表の鈴木敏広さんは、住のスペシャリストとして木造住宅の新築、リフォーム、修繕工事、耐震診断...

鈴木敏広プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

設計から修繕まで木造住宅のことならなんでもおまかせ

会社名 : まちの大工さん 鈴木工務店
住所 : 愛知県豊橋市菰口町5丁目85番地 [地図]
TEL : 0532-32-4265

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0532-32-4265

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

鈴木敏広(すずきとしひろ)

まちの大工さん 鈴木工務店

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
熊本地震で分かったこと③~筋交いの方向性
イメージ

筋交いと面材ではもう一つ大きな違いがあります。力のかかる方向で強度が違う、方向性があるのです。下の図を見て...

[ 地震 ]

熊本地震で分かったこと②~面材の被害は少なかった
イメージ

筋交いに比べ、面材の被害は少なかったようです。面材とは、合板のような一枚の板を柱と梁、土台などに止めて耐...

[ 地震 ]

熊本地震で分かったこと①~筋交いが切れた
イメージ

 コラム「熊本地震で起きたこと、分かったこと」は主に新聞、TVなどの報道から作ったコラムでした。このコラムは...

[ 地震 ]

熊本地震で起きたこと、分かったこと⑪~法律改正はなし
イメージ

10月に「国土交通省は2000年基準の改正はなし」と発表しました。2000年基準の家の被害が少なかったこ...

[ 地震 ]

熊本地震で起きたこと、分かったこと⑩~地震地域係数のために公平に比較できないのでは?
イメージ

 この「1.0~0.7の範囲で区分し、設計用地震力を減らしてもよい」と建築基準法に書かれていますから、減らして...

[ 地震 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ