長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士
コラム
公開日: 2016-09-20
尺とメートル③~フィート
アメリカではフィートが長さの単位として使われていますが、1フィート=30.4㎝と1尺(30.3㎝)は1㎜程しか違いません。フィートの下の単位はインチ、1インチは約2.54㎝ですが、アメリカでは10進数ではなく12進数のため2.54㎝(1インチ)×12=30.4㎝になります。
フィートはフットの複数形で足の大きさから決められています。アメリカではいまでもインチ、フィートを使うのは人の体に合っている寸法だからです。このような、人の体から決められた長さを身体尺と言います。
不思議なことにフィートの上の単位ヤードはフィートを3倍した長さで約91㎝です。3尺(1尺を3倍した長さで1間の半分と同じ)は30.3×3=90.9㎝で1ヤードとほぼ同じで、私たちが家を建てる時に柱の間で1間よりも多く使われる長さです。筋交いなどの耐力壁は、巾3尺×高さ9尺が基本となっています。
こちらの関連するコラムもお読みください。
- 尺とメートル④~メートルって何2016-09-23
- 尺とメートル⑥~間とヤードがある理由2016-09-30
- 尺とメートル①~尺とは2016-09-13
- 尺とメートル⑤~身近な尺2016-09-27
- 尺とメートル②~尺の起源2016-09-16
最近投稿されたコラムを読む
- リフォームと耐震補強⑪~耐震補強工事は単独でしない方が得 2018-04-24
- リフォームと耐震補強⑩~外装の張り替えは耐震補強のチャンス 2018-04-20
- リフォームと耐震補強⑨~柱に金物を付ける理由 2018-04-17
- リフォームと耐震補強⑧~耐震補強工事とは 2018-04-13
- リフォームと耐震補強⑦~家を倒すのはヨコの力 2018-04-10
このプロの紹介記事

1955年に豊橋市で創業して以来、半世紀にわたり、家づくりやリフォーム、修繕を行ってきた「まちの大工さん 鈴木工務店」。一級建築士としても活躍する代表の鈴木敏広さんは、住のスペシャリストとして木造住宅の新築、リフォーム、修繕工事、耐震診断...
プロのおすすめコラム
› 新着記事一覧
人気のコラムTOP5
-
- 1位
- 築30年で初めて漏った家5~軒も庇もないのに漏らない最近の家 20よかった
-
- 2位
- 築30年で初めて漏った家6~すぐに汚れる最近の家 15よかった
-
- 3位
- 築30年で初めて漏った家9~日本の気候に合った家を… 10よかった
-
- 5位
- 新築マンション手抜き工事~フライデーの記事から 6よかった
コラムのテーマ一覧
- 木造にこだわる理由
- WB工法を採用して10年
- 階段
- 10年で塗装しないといけない家
- つかさや工事日記
- 耐震診断できない木造住宅
- 危ない吹き抜け
- 訪問販売リフォーム
- リフォームは難しい
- 雨漏り
- 四方山話
- うちのつくり方
- 住宅侵入盗
- WELL珈琲新築工事日記
- リフォームの時代
- 新聞、雑誌等の記事から
- 吹き抜け
- 建築は大工が造ってきたが
スマホで見る
このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。
バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。