コラム

 公開日: 2013-12-24 

併発する二次障害~生きにくさ

併発する二次障害

発達障害の人はその特有の言動などのために周囲の人から、「冗談が通じない」「天然」「意味が解らない」などと変わり者扱いされてしまったり、疎外感、劣等感から閉じこもりがちになり、二次的な精神疾患を併発するケースが数多くあります。二次障害の症状は数多く、うつ病や適応障害、統合失調症、パーソナリティ障害などから依存症や睡眠障害といった診断を受けているケースもあります。さらに、発達障害の人には社会生活のなかで体験する各種のストレスなどから二次障害を招きやすい理由があるといわれています。

こちらでは主な理由としてふたつご紹介いたします。
ひとつはストレスの場合と同様にトラウマ耐性にも弱いということです。心や体に大きな影響のでるPTSD(心的外傷後ストレス障害)のようなケースは当然としても、社会生活につきものの小さなトラウマ(傷つき体験)でも大きく傷ついてしまいます。これらがストレスへの抵抗力の弱さと重なって、二次障害へとつながる要因となります。

もうひとつは脳自体に関して、神経伝達物質のセロトニン系との関連性です。脳の中で記憶等に関わるニュートロン(神経細胞)の情報伝達の役割を果たしているのが神経伝達物質です。数千億個ものニュートロンが互いに手を伸ばしてからみ合い、脳の細胞がネットワーク化されています。発達に関係する「軸索」は、乳幼児期の睡眠と覚醒のリズムが阻害されると、体の発達が阻害されるだけでなく、精神の精神の安定に関わるセロトニン神経系も未発達になってしまいます。セロトニンという思考能力や衝動性の抑制を円滑に機能させるといった役割を持つ神経系が未発達になり、「キレ」やすくなったり、「うつ」や「パニック障害」になりやすくなります。また、さらに悪化すると、後天的な発達障害にもつながりかねません。これに遺伝的要素が加わります。うつ病などの二次障害を示す場合には、親や親族に同様のケースが多い事も知られています。

大人の場合、発達障害自体も問題となりますが、それによるストレスなどが原因で起こるうつ病や睡眠障害といった二次障害がさらに大きな問題となっています。
二次障害(心の病気)は、発達障害が原因の二次障害は通常の治療方法では長引いてしまう可能性もあります。もともとの原因である発達障害にも目を向けたケアが必要です。

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