コラム

 公開日: 2014-05-28  最終更新日: 2014-06-20

もしもあなたの周りの人がうつになったら②部下編

先週からうつで悩む方の周囲の人について、それぞれの立場でうつをどのように考え、対応して行ったらいいかということを4回シリーズで見ていこうと思っています。今週は2回目、部下がうつになったら をお伝えしていきます。

もしも部下がうつになってしまったら、上司として少なからずショックを受けることと思います。例えば職場で何か問題が起こり、葛藤や悩みが処理されないままでいると休みがちになったり、出社できなくなります。病院からうつ状態という診断が出されると部下は休職してしまうということがあります。上司としては「これまでいろいろと我慢して指導してきたのに、うつで休むとは・・・」「そのくらいのことで・・・」「昔は当たり前だった・・・」率直な気持ちとしてそんな風に思ってしまうかもしれません。お互いのためにこのような事態を招く前に、上司としてできることはどんなことがあるでしょうか。

部下のちょっとした様子の変化に気づき、声をかけて話を聞き、産業保健スタッフにつないで、業務上の配慮をしていく・・・このことを「ラインケア」と言います。こちらのコラムでも紹介していますのでよくご存じの方もいらっしゃるかと思います。

まずは、部下の話をよく聞きましょう。企業サポートをして、上司と部下それぞれ専門家として面談してみて改めて気がつくのですが、情緒と部下の面接で上司が話しすぎていることも多いようです。

部下がうつになってしまったらどうしたらいいか 以上に、部下がうつにならないようにするにはどうしたらいいか と考えて対応していくことが大切なことだと考えます。部下の仕事の能力やコミュニケーションに問題がないかどうか、多少の問題は指導によって改善可能かどうかをまず見極めていく必要があります。そのうえで部下のマネジメント、育成やケアをしていくことが大切です。

管理職である上司は部下の「いつもと違う」ことにできるだけ早く気づき、対応していくことがとても大切です。以前のコラムでもメンタルヘルスのことを取り上げる際には「勤怠に影響が出てきてからでは対応が遅い」ということを何度かお伝えしていますが、部下をうつにしないためには大切なことです。もしも部下が、ちょっと変だなと思ったら「変な人」「変わっている」としまいで、まずは社内外の専門家に相談しながら早めに対応しましょう。

上司の指導で改善される問題であればいいのですが、もし指導によって改善されない場合はお互いに疲弊してしまう前に専門家に相談しましょう。

その部下の対応以上に重要なことは、他のメンバーへの対応です。職場によっては全員がギリギリで余裕のない状況で働いていることでしょう。そのような職場では一人が役割を果たせなくなると他のメンバーにしわ寄せがいきます。それぞれのメンバーの様子を見守るだけでなく、上司として積極的に話を聞く機会を設け、職場全体が健康であるかも見渡していくことが大切です。部下を見守り、かかわっていくことは、メンタルヘルスだけでなく、今や人材育成の大切な視点です。労働者人口が減ってきている昨今、働く人ひとりひとりの価値はこれまで以上に高まってきます。かわりのいないかけがえのない部下と一緒に働く仲間をお互いに支えあっていきましょう。



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