コラム

 公開日: 2015-07-01 

指示待ち人間に育たないように工夫する!

全国的に雨のニュースが多くなりました。皆さまの生活されている場所が安全であることを祈っています。
さて、先日、研修の合間の休憩で自然の風にあたろうと外を歩いていると、目の前に黒い小さな物体がボトリ!と落ちてきました。驚きながら好奇心でじっくり眺めると、ツバメの子どもではありませんか!まだフワフワの羽毛がのこる羽を不器用そうにバタバタさせますが、そんな簡単には飛べないようです。思わず助けようと手を伸ばしかけましたが、親ツバメが低空飛行で私の周囲を慌ただしく飛ぶのです。『 あ~良かった!ここは親鳥にまかせよう!』とホッとしてゆっくり後ずさりし観察していると、親ツバメは雛から15cmほど常に離れた場所で、ただただ見守っているだけです。時々雛に自分の羽の羽ばたきを見せたりするのですが、手出しはしません。危険がおよぶ方向に自分の身体を置いたりしてただただ見守っていました。

人間のコミュニケーションでも、この親ツバメのように子どもを見守り、成長を信じる覚悟を持つと全くかかわりが変化することがあります。私たちは、目の前の困っている子どもや組織なら部下についつい答えを与えようと自己表現することを選択します。答えを与える時に、人は相手より自分自身を優先していることをご存知でしたか?答えを与えてしまった方が子どもを心配する自分の気持ちをやわらげることができるのです。部下の行動に不安を感じる自分の時間を短くすることができるのです。そして、このように相談に親や上司が答えを出す流れを習慣化してしまうと、指示待ち人間を育て上げてしまうと言われています。

愛知心理教育ラボではコミュニケーション向上研修、リーダー向けコーチング研修などを実施しています。

親ツバメを見習い、目の前の子どもや部下を信じ、それがどんな困りごとなのか、まずは観察し聴いていきたいものです。そして、役に立つ質問を投げかけて自分で考えるように促したいものです。『本当はどんなふうになりたいの?』『今、既にできていることは何?』『何が助けになるのかしら?』きっと子どもの中にも、部下の中にも答えはあると信じたいものです。

ツバメの雛は、その日は飛べませんでしたが雛にとって安全な低い植木の根本に自分を移動させていました。親ツバメは先ほどよりは近い距離で雛の横にピッタリと寄り添っていました。人間の私には少し先にこんもりとした土山があるのが見えていましたので、あの高さを利用して羽ばたく練習をして欲しいと願い、その道筋にあるごみ箱を少しだけ横に移動させておきました。

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