コラム

 公開日: 2013-02-08 

睡眠時間とメンタルヘルス

今回は睡眠時間とメンタルヘルスについて考えたいと思います。

労働時間と睡眠時間の関係は、労働時間が長いほど関係性は強まることがすでに統計で出ています。労働時間が長いと、それ以外に使える時間は短くなります。健康で文化的で豊かな生活を送るためには、睡眠時間を確保するだけでなく、食事の時間や、家族、友人と過ごす時間、趣味に費やす時間が必要です。それぞれの部署でも、仕事の効率化を図りながら、時間管理していくことも生産性を高めることにつながっていくことでしょう。

睡眠時間とメンタルヘルス不調には密接な関係にあり、睡眠時間が減るとメンタルヘルス不調者の発生頻度が高くなります。

超過労働時間と疲労感から抑うつ傾向得点を出したデータがあります。
ホワイトカラー589人を対象とした研究で3年間追跡したものです。
(島悟氏の2008年2月産業医学論文「過重労働とメンタルヘルス~特に長時間労働とメンタルヘルス」)

超過労働が50時間以上になってくると急激に疲労感が強まり、抑うつ傾向得点は点数がとても高くなることがわかりました。そればかりでなく、「動脈硬化、動脈瘤、心筋梗塞、くも膜下出血、脳梗塞」といった循環器系疾患が増悪することも証明されています。

メンタルヘルスの観点から、心の健康を保つための睡眠時間は6時間といわれています。ただ、超過労働が50時間以上になってくると、6時間から5時間半と必然的に睡眠時間も少なくなります。100時間以上の超過労働者は睡眠時間を5時間半から5時間と超過労働時間が長いほど睡眠時間の確保が難しく睡眠時間の確保は生存する上で最も基本となることから、生活のリズムだけでなく心の健康の不調にも影響があるのです。

それらのデータから6時間以上の睡眠が確保できるような労働管理が事業者には求められます。しかし、労働者自身においても仕事の仕方や私生活の過ごし方に課題があることが少なくありません。労働者本人のセルフケア、家族などの周囲の人々によるケアも重要だと言えるでしょう。心の健康のために、今一度、ご自身や事務所内のメンバーの睡眠時間を話題にしてみてはいかがでしょうか。

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