コラム

 公開日: 2012-12-05  最終更新日: 2014-07-04

ヒートショックの危険性

寒さが一段と厳しくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
これからの時季に気をつけなければならなのが「ヒートショック」現象です。
この言葉、皆さまも一度は耳にしたことがあると思いますが、ヒートショックとは、温度変化のために血圧が急激に上下することで、心臓に大きな負担がかかったり、脳の血管がダメージを受けてしまうことです。そしてその結果、心筋梗塞や脳卒中を発症してしまうことがある大変恐ろしい現象です。
イメージからすると、暖かい部屋から脱衣場などの寒いところに移動したときに起こると思いがちですが、入浴中に発症するケースが多いようです。
この入浴中に亡くなる人はなんと年間約1万4千人に達します。(東京救急協会「平成12年度 入浴事故防止対策調査研究の概要」より) 交通事故死(5千人弱)の3倍にもなります。
暖かいところから寒いところへ移動することで、血管が収縮して血圧が上昇し、すぐに熱いお湯(浴槽)に入ると今度は血管が拡張して血圧が急激に低下してしまい、この血圧の変化で意識を失い溺れてしまうというものです。

ところでこのヒートショックは、日本での発生が多いようです。
原因は、この熱いお湯につかるという習慣が日本特有のものであること、また、住環境では、日本の住宅は、居室が南側、浴室などは北側にあることが多くそのため温度差が広がってしまうというものです。
こうした背景から、日本でのヒートショックの発生が多く、入浴中の溺死は、75歳以上の高齢者では、欧米の10倍に達するそうです。

それでは、このヒートショックを防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。
まず入浴事故を防ぐためには、
・脱衣所や浴室をあらかじめ暖め、入浴時の温度差を少なくする
・浴槽では半身浴が望ましく、縁に手をかけておく
・ぬるめの温度(41℃以下)で、長湯はしない
・入浴前にかけ湯などで体を徐々に慣らす
こうしたことに心がけることが効果的だと言われます。

そして、何より大切な事は、住居全体の温度差を小さくすることです。
温度差を小さくするためには、断熱性、気密性を向上させることが必要です。この場合、特に気密性が重要なポイントになります。家の快適性で一般的に注目されるのは断熱性能ですが、断熱性能はあくまで机上のデータ(数値)ですので、同じ断熱材(断熱性能が同じもの)を使用しても気密性能によって実際の住み心地は大きく変わってきます。また、気密性が悪いと、室内の空気がうまく循環せず、場所によって温度差が発生してしまいます。温度差の発生は、上記のようにヒートショックの大きな要因となるので、いかに気密性が大切かということが分かると思います。

それでは、この気密性をよくするにはどうすればよいでしょうか。
それは、隙間をなくす(小さくする)というこです。
住宅は、精密機械ではありませんのでどうしても隙間が生じます。しかしこの隙間を極力小さくすれば、温度差の小さい、より快適な空間になるのです。
例えば、断熱材を入れるにしても、グラスウールなどを手作業で入れるよりも、吹き付けることで隙間なく充填することができます。当社も、セルロースを吹き付けています。
セルロース断熱の詳細はこちらをご覧下さい↓
http://www.okaya-homes.co.jp/material/cellulose.html

このように、使う素材であったり工法であったり、また施工精度によって気密性が変わってきます。気密をしっかりして初めてその断熱性能も発揮できるようになりますので、是非この点に気をつけて、ヒートショックのない健康的な家づくりをして頂きたいと思います。


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岡谷ホームズ株式会社 [ホームページ]

川口英治

愛知県名古屋市中区栄2丁目4番18号 [地図]
TEL:0120-17-0846

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